家電量販店で働く

新商品が並ぶ家電量販店は、何か買いたいものがなくても、歩き回って商品を見るだけでも楽しいものです。
この家電量販店にいる売り場のスタッフの中には、家電量販店に雇われているのではなく、家電量販店に商品を卸しているメーカーから「販売応援員」という形で派遣されているスタッフがいることはご存知でしょうか。
平たく言えば、販売応援員とは、各メーカーから派遣され、お店で客に対して商品説明を行い購入してもらうというセールスマンです。
特に、家電量販店にたくさんの人が訪れる週末には、普段より多く販売応援員が派遣され、土日限定の販売応援員としてアルバイト雇用をされている人もいます。
様々なメーカーが販売応援員のアルバイトを店舗に派遣しています。
ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯電話のブースに行くと、コスチュームを着たかわいいキャンギャルが立っていますが、これは販売応援員のアルバイトをしている大学生やフリーターの方である場合が多いということです。
また、テレビ売り場で商品説明をしている人たちの中で、TOSHIBAやパナソニックなどと書かれたプレートを首から下げている販売員にあったことはないでしょうか。
彼らも販売応援員という形で、各メーカーから派遣されている人員であることが多いそうです。

家電量販店のアルバイトで求められること

家電量販店で働く場合に必要なのは、素直さ、元気さ、そして商品知識です。
家電量販店の客層は広く、子供からお年寄りまで、様々なお客が来ます。
販売員には万人受けする服装、接客態度が求められるため、髪の毛やアクセサリーなどに細かな規定がある場合が多いそうです。
接客の中で、販売員の態度にクレームがつくと、社員から厳しく言われたり、店舗から派遣元のメーカーに苦情が出て、その後の仕事がやりづらくなるようです。
商品知識は、家電量販店で働く場合の第一目標である「売り上げに貢献する」という部分で、最も重要なものです。
客の要望を聞き出しながら、いかに販売したい商品の良い点を、他社製品との比較も交えて説明し、納得して購入してもらうには、他社製品や関連する商品の知識も必要になってきます。
アルバイトとはいえ、常に勉強し、自分のスキルを伸ばすことが求められます。
家電量販店のアルバイトでは、店舗や職種によっては売り上げ等のノルマがある場合があります。
これらのノルマは、は達成できなければ給与が減らされる、というよりも、達成できればボーナスがあったり、給与が上がったりするなどの場合が多く、アルバイトの販売員のモチベーションになっているようです。