介護スタッフのアルバイト

私は現在社会人になり早や5年目を迎えますが、ずっとリハビリテーション関係の仕事を行っています。
しかしながら、学生の頃私は医療や福祉関係のアルバイトがしたいという思いから、夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用した介護スタッフのアルバイトを何回かしていました。
私の中での、介護スタッフのアルバイトをする以前の介護職に対してのおおまかなイメージは、とても穏やかな環境の中で利用者さんたちと会話したりレクリエーションしたりしながら、ほのぼのと毎日の業務を行っているものなのだろうと思っていました。
しかしながら、現実はそうではありませんでした。
もちろん、利用者さんとほのぼの会話することもありますし、レクリエーションなどといったものもありますが、それだけではなく介護が必要な人達のオムツ介助やシーツ交換、入浴介助、トランスファーなどといった重労働も多いのです。
それらを行うにあたり、適当な気持ちで行っていると、転倒の危険性や、自分自身も体を傷めることになりかねません。
そのため、それら一つ一つの介助方法などをしっかりと把握していなければなりません。
そのため、楽しい意事ばかりではなく非常に責任感をもって仕事を行わなければならない職業なのだということを、その時私は改めて実感しました。
リハビリテーション業務に関して
私の今の仕事であるリハビリテーション業務を行うなかでは、入浴動作指導や体位変換方法などといった基本動作指導も行うこともしばしばあります。
しかしながら、実際にその現場までいって患者さんたちが実際にどのように行っているかなどを見るという機会はまずありません。
そのため、学生の頃に介護スタッフのアルバイトを行っていて本当によかったと今でも思っています。
その時に見学したり実際に介助したことで、動作環境のイメージがとてもつきやすくなりました。
よく、介護職は腰や肩を痛めやすいという話を聞きますが、確かにその通りだと思います。
確かな知識を持っていても、特に女性であれば利用者さんの体重のほうがはるかに重い症例も数多くいます。
そのような人たちを一人でトランスファーさせなくてはならないということは、非常に筋力やテクニックを必要とします。
そのため、とても負担のかかる仕事なのだということを実感しました。
今後も、リハビリテーション業務を行う中で、学生の頃の経験を時々思い出しながら、日々患者さんと接していきたいと思っています。
よりよいリハビリテーションを提供できるように、日々勉強を欠かさずに行っていきたいと思います。
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